1月26日(木)に火災避難訓練を行いました。今回は、休み時間に火災発生の設定で、子どもたちに事前告知なしでの実施です。授業中とは違い、休み時間ですからみんなが教室にいるわけではなく、校庭で遊んでいる子、廊下や階段・トイレなどにいる子、それぞれの過ごし方をしています。また、教職員がそばにいるとは限りません。そうした状況の中での訓練です。
「訓練、火災発生!」休み時間の真っ最中、突然の非常放送です。一瞬はっとした表情の子どもたちですが、あわてたり、おしゃべりをしたりすることもなく、とても落ち着いて避難行動をとっています。校庭で遊んでいた子たちは、校舎から離れて校庭の真ん中付近に集まり、学年ごとに並んでしゃがんでいます。教室や廊下・階段にいる子は、火元から離れるように避難経路をとり、煙を吸わないように口をハンカチなどで押さえながら校庭へと避難します。みんな静かに校庭に集まることができました。これまで積み重ねてきた訓練の経験をしっかり生かして行動しています。
災害が起きたときには、「放送や先生の話をしっかり聴くこと」「あわてず落ち着いて行動すること」の大切さを話しました。人はあわてている人を見ると自分も不安になり、冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。落ち着いて行動している人を見ると自分も落ち着くことができます。自分が落ち着いて行動することで周りの人を安心させてあげられるかもしれません。こうして自分の命も一緒にいるみんなの命もお互いに守り合うことにつながります。子どもたちはみんなとても真剣な表情で話を聞き、最後までしっかり取り組むことができました。
追浜小学校長