2023年 6月 15日 (木曜日)

.学校: 第1回 研究全体会〜「書く力」再考

研究テーマ
自分の考えを分かりやすく表現できる児童の育成
〜年間を通して育てる「書く力」〜


 今年度のお題は昨年に引き続き「書く力」。「書く」に関する単元をつなげて考え,年間を通して必要な力を身に付けさせるよう計画を立てます。そのうえで,語彙力や文法の知識を身に付けるための継続的な活動を,授業の中に取り入れていきます。加えて,身に付けた力を常時活動(国語科以外の様々な学習,生活の場で「書く」こと)で生きて働くものにする,ということも目指しています。

 第1弾の本日は,教育委員会から国語科の指導主事をお招きして,研究テーマに即したお話をしていただきました。
 講義は,子供たちが今後の人生で「幸せに生きていくための“書く力”」って何? という問いからスタート。   
 子供たちがココロから「書いてみたい」「書いてよかった」そんな思いを引き出すための手立てって,どんなこと?……様々な事例を挙げながら,解説をしていただきました。本校が目指す常時活動への広がりについても,教科横断的な取り組みに位置付けることの意義や大切さについてご示唆をいただきました。
 また,「生成AI」時代の「書く力」って何よ,という今日的な課題にも言及。最近,市役所(指導主事は市の職員です)で導入が始まったこともあり,なかなかリアルなお話をしていただきました。これからは,ゼロから原稿用紙を埋めていく力もさることながら,AIが書いてくれた文章を推敲する力もまた,これまで以上に必要とされるかもしれない……。ウーム,確かに。

 後半は,学習指導要領上に位置付けられた「書くこと」についてのおさらいを念入りに。その上で取り組んだのが,先日実施された学力学習状況調査を自分たちで解いてみる,ということでした。
 「これ,問題の意味,わかるかな」「指定されてる条件を読み取るところからが課題かも……」いろいろなつぶやきが聞こえてきました。児童の皆さんの解答状況も思い起こしながら,「やっぱりな……」なんていう納得?も。この種の問題にちゃんと解答できるようにするために必要な「知識及び技能」って何だろう,ということを,子ども達に身を重ねるようにして考えました。

 書くこともさることながら,その前に,まずは「読むこと」から。今年度,図書館活用推進のための新企画「読書銀行」もスタートしました。皆さんふるってご参加を!(対象は3年生以上)

● これまでの取組
https://schoolnet.edu.city.yokosuka.kanagawa.jp/schoolnet/ictea-gw/modules/ictea_jblog/index.php?smode=Monthly&action=View&event_id=45755&caldate=2023-2-28&schid=30&block=0

 
掲示者: 11時55分