2021年 2月 3日 (水曜日)

.学校: どうなる? GIGAスクール構想

もう,すぐそこに!
 コロナ禍の影響で前倒し実施が決まったGIGAスクールの動き。市内中学校ではすでに整備が進んでいますが,小学校でも,もはや“構想”段階を通り越して環境整備が始まりつつあります。中でも本校は“先行導入校”に指定されたため,近隣の学校よりも数か月早いペースで環境整備が進むことになりました。
 今月中には端末の収納キャビネット設置が完了。年度明けからはLANケーブル配線工事,アクセスポイント設置という具合に工事が進み,夏前には使用環境が整う見通しです。

どんな環境が整うの?
▶ 一人一台の端末
→すべての児童にChromebookとアカウントが付与されます。進級に伴って同じ端末を“持ち上がり”で使用することを想定しています。
▶ 教室保管
→各教室(ホームルーム)に保管用のキャビネットを置きます。そこから,必要に応じていつでも活用できるようになります。これに伴ってパソコン教室がなくなります。
▶ 使用するアプリ等
→今のところ,ミライシード(ベネッセコーポレーション),google classroom 等を活用する予定があります。これまでとは違った学習指導と評価,学習成果の共有等が可能になります。

どんなふうに使うの?
▶ 教科書やノートみたいに
→学校内のほぼ全域でアクセス可能になるので,移動教室などの時も“携行”することを想定しています。学校図書館に本を借りに行くときのように,端末専用の“手提げ”が必要になるでしょうか。あるいは,いつもフィールドワーク等で使っている黄色いバインダー,「たんけんバッグ」のような使い方になるかもしれません。
▶ 普段の一斉授業でこそ
→“一人一台の環境”というと,先生も児童もばらばらに離れた状態で学習を進める光景を連想しがちです。意外と注目されていないのが,全員揃っての一斉授業で活用するケース。これまでは,机間指導しなければ把握できなかったことを先生が手元でチェックできます。子供たちの考えなどをお互いに共有することもできます。また,クラス全体の傾向をいつでも把握できるようになるため,それを踏まえてその後の授業展開につなげることもできます。
▶ お持ち帰りは「なし」
→ご家庭により接続環境が異なるため,横須賀市では,おうちに端末をお持ち帰りして予習や復習,自主学習に活用する環境は整えません。学校でのみ活用します。臨時休校時等の双方向的な学習での使用も想定していません。
▶ 壊れてしまったら?
→故意に壊してしまうようなことがない限り,公費で修理等を行います。

先生たちの準備はどうするの?
 テスト運用のために配置された端末を使って,遠隔会議や研修会への参加を既に進めています。日々,活用することを通して,様々な使い方を実践的に身に付けていきます。幸い,先行導入校に選ばれたため,実動機を使った準備を,早い時期から進めることができそうです。

●ミライシード関連サイト
https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/case/

 
掲示者: 7時51分