2021年 11月 2日 (火曜日)

.学校: MIMで “めざせよみめいじん” 〜2年生

 2年生でMIMによる授業を行っています。
 MIMとは,Multilayer Instruction Modelの略で,「多層指導モデル」という意味です。児童には,それぞれに異なる学力層があります。それぞれのニーズに応じた指導や支援の在り方ってどんなもの……? という課題を解決するために考え出されたのが,この指導方法です。
 特に低学年のうちに「つまづき」がある場合,これをそのままにしておくと,上の学年で取り返しがつかないくらいの状態になってしまう恐れがあります。低学年での“つまづき”が今,大きな課題になっていることは,横須賀市の学力・学習状況調査の対象が今年度,低学年に降りてきたことからもよくわかります。
 つまづく前の早い段階から課題を明らかにして,それぞれの児童(いろいろな“層”の児童)に合った指導を展開していくというのが,この方式のねらいです。
 本日のお題は「あわさってねじれるおと」。つまり促音(小さい「っ」がついて“合わさって”いる)と,拗音(「ゃ」「ゅ」「ょ」がついて“ねじれる”)がつながっている言葉。これを視覚化(赤い丸,白地に赤丸など)や動作化(手拍子や手の形づくり)を伴いながら,体感し声に出していきます。
 最後に簡単な振り返りテストをしますが,それだけではありません。テストの最後には,「みんなのこときかせて」という質問に答えることになっています。得点と合わせて,このような“思い”を聞くことが,その後の指導や支援の参考になっていきます。
 このシリーズ,まだまだ続きます。次は何かな……?

詳しい情報はこちら↓
●独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所
(地元 野比海岸にある研究所です)
https://www.nise.go.jp/nc/

その中の……
●MIMとは
http://forum.nise.go.jp/mim/?page_id=27

 
掲示者: 11時14分