2019年 1月 30日 (水曜日)

.学校: 第3回 小中一貫の日

スローガン まぼりのすべての子どもたちの幸せのために〜授業づくりの共同実践を通して〜

 今年度3回目(最終回)の小中一貫研究会を実施しました。馬堀中学校グループ(馬堀中・望洋小・馬堀小・走水小)では,これまで取組を進めてきた道徳科の研究授業を行いました。
 今年度の授業実践校を務める本校は,全学年の道徳科授業を公開。これまで小中ブロックの学校の先生方と一緒に何度も検討会を開き,プレ授業を重ねてつくり上げてきた指導案による授業を展開しました。たくさんの参観者が見守る中,児童の皆さんは少しばかり緊張しながらも,積極的に授業に参加していました。
 道徳科の指導内容は22もの「内容項目」に分かれており,それぞれについて学年の段階ごとの指導のねらいが設定されています。例えば「B 主として人との関わりに関すること」の中の「7 親切,思いやり」の場合,同じ「思いやり」「親切にする」でも……
 ・低学年→相手の気持ちに気付いて
 ・中学年→相手の気持ちを察したり深く理解したりして
 ・高学年→相手の立場に立って
 ・中学校→広く人間愛の精神をもって
 というように変わっていきます。小中9年間でこれらを段階的に指導していくことをまず俯瞰したうえで,目の前にいる自分の担当学年の児童に必要な指導を再確認し,学年の段階や発達の特性に合った指導をする,ということが求められているわけです。
 「道徳ってお説教の時間でしょ?」「自分の時はテレビ見たかな?」……大人たちにはそれぞれの道徳原体験があると思いますが,以前とはかなり様変わりしているとお考えいただいてよいと思います。今年度から新しくできた教科書の教材を読んで,そこに描かれている様々な出来事を多面的・多角的な見方でとらえ,考え,本音で意見を交わし(必須条件),自分自身との関わりの中で人としての在り方,生き方を考えていく……。そんなスタイルになっています。
 道徳科の授業を通して小中一貫教育を考える取組は,これまでの研究成果を踏まえ,来年度も継続した実践を進めていきます。

 

 
掲示者: 15時50分