.学校: 「歩こう会」に参加しました

 馬堀学区体育振興会の皆様の主催による「歩こう会」に参加させていただきました。この会は「学区住民の健康増進と世代を越えた交流を図ること」を目的として開催されているもので、今年で17回目となります。
 行程は学校のすぐ近くの馬堀海岸4丁目公園から観音崎まで。この区間をただ歩くだけでも、十分、健康増進と世代間交流になるのですが、今回のツアーでは、「走水低砲台跡」をガイドつきで見学できるというオプションがありました。
 これまで猿島や観音崎、三浦富士砲台山などで同様の施設跡をみたことはありましたが、この走水の「御所ヶ崎」に立ち入ったのは初めてでした。道路から見ると間口が狭く見えるのですが、この奥は東に長くなっており、4基の砲台跡があります。対岸の木更津や海堡を一望できる、東京湾口の砲台ならではの臨場感がありました。ガイドさんの説明を聞きながら、これまでバラバラに身に付けていた歴史関係の知識理解が少しだけ繋がりました。
 参加していた6年生の児童は、よくわからないながらも、少し前に家族と訪れた富岡の製糸場の煉瓦の積み方との共通点(どちらも「フランス積み」)に気づいたようです。また、最近、夢中になっているという、NHK朝ドラ「おしん」の身の上との関係など、これまたバラバラな知識理解を総動員しながら、明治という時代を感じ取っているようでした。
 実地見学とか、体験学習というのは、こんな風にして過去に身に付けた知識理解を結びつける役割を果たすのだなぁ……、児童生徒の立場になってガイドさんについて回りながら、そんなことを改めて実感しました。

 わが馬堀小学校が日本陸軍の重砲兵学校の跡地にあることは、児童の皆さんもご存じだと思います(校門脇に説明板があるのでみてみましょう)。この「走水低砲台」はその練習場にもなっていたとのことです。練習用の小さいサイズの大砲の台座も残っていました。
 地元の、本校にもゆかりのある史跡、チャンスがあったら訪れてみてください。

●走水低砲台跡 詳しくは↓
https://www.cocoyoko.net/spot/gosyogasaki.html

 
掲示者: | 2019年 6月 2日 (日曜日) 10時05分