【研究テーマ】
自分の考えを分かりやすく表現できる児童の育成
〜「書く」という表現方法を通して〜
今年度3回目(最終回)の研究授業を,3年生で行いました。
今回のお題は「文章を書く目的を意識しつつ,資料から情報を取り出し,比較や分類等の整理をする」というもの。これらの資質・能力を,「食べ物のひみつを教えます」という単元で身に付けることをねらいとしています。大豆がさまざまな食品に加工される過程を扱った説明文の学習を終えた,次のステップです。
連続的テキスト(文章で示された情報),非連続的テキスト(イラストや写真,フォント,ジャンプ率,レイアウトの工夫で示された情報)が混在する資料から必要な情報(原料から加工,製品化まで)を取り出す局面で,どんな指導の工夫ができるのか……。
前回までの研究授業でも採用されていた色分け作戦や,思考ツール(ウエビング的手法)を用いて,情報の取り出しをムリなく促すなど,授業者が用意した「手立て」に応えて,児童の皆さん,熱中して学習に取り組んでいました。
事後の研究協議で話題になったのは次のようなこと。
資料の与え方
ねらいに応じた資料の与え方って?どんなタイプの資料がいいの?場合によってはトリミング(必要箇所だけに絞る)も必要?図書館活用のありようが大きく反映される……。
グループか個人か
学びのスタイル(個人?グループ?グループは何人がいい?……)を意図や局面によって使い分けることの大切さ。
言語&行動
国語って何かと「ことば」だけを扱う学習スタイルになりがちだけど,今回みたいに行動とか作業を伴わせることが,大切。
教室環境
既習事項(前の時間までに学習したこと)の履歴が教室に掲示されていることの効果,大!(写真中断左から2番目)
3学級あることの強みを生かす
ややもすると一発勝負になりがちな小学校の授業だけど,学年に3クラスある強みを生かして,時間差で先行授業を行い,担任間で情報共有することによって,授業をブラッシュアップすることができる。今回の取り組みはそれを実証した。
ほかにもいろいろ……。
助言者の先生からは「心ふるえる研究の姿をみせていただきました」とのお褒めをいただきました。
●前回の研究授業(1年)
https://schoolnet.edu.city.yokosuka.kanagawa.jp/schoolnet/ictea-gw/modules/ictea_jblog/index.php?smode=Monthly&action=View&event_id=45673&caldate=2022-12-31&schid=30&block=0
 
2023年 2月 2日 (木曜日)
.学校: 第3回(最終回)研究授業〜3年生掲示者: 11時04分
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