2022年 6月 2日 (木曜日)

.学校: 3年 学年音楽〜リコーダーに挑戦

 ゲストティーチャーをお招きして,3年生のリコーダー学習の導入授業をしていただきました。
 小学校の音楽科でおなじみのリコーダーは,学習指導要領上,3年生から採用する旋律楽器の選択肢の一つとして例示されているものです。
 吹けば音は出るので,一見すると簡単そうですが,息の使い方という視点で見ると,リードや唇を振動させて音を出すほかの管楽器よりもはるかに難易度の高い技術を要求されます。
 中学校吹奏楽部のフルート(リコーダーと同じ仕組みで発声)奏者向けには,「おなかで息を支えて!」とか「音が鳴り終わるまで腹筋を固くし続けて!」とかなんとかあの手この手で指導します。(それでもなかなか身につかない(-_-;))
 専門家の先生は小学校3年生に,どんな指導をしてくださるのかなぁと,授業をのぞいてみると……。
「みんな,シャボン玉遊びしたことあるよね。シャボン玉膨らますときに,そーっと息を吹き込む感じでやってみよう」
 そうか,さすがです。素晴らしい。
 アドバイスを受けて児童の皆さんが奏でた「シ」の音は,濁りが消えてスッとひとまとまりになり,体育館に響き渡りました。こういう時の気持ちよさを感じ取って,この後の練習に取り組んでくれるとよいなぁ,と思いました。
 左手だけで演奏できる「メリーさんの羊」までをみんなで演奏。最後は先生の演奏を聴かせていただいて,お開きとなりました。

 
掲示者: 9時27分