2022年 1月 27日 (木曜日)

.学校: 読書の時間

 「監督までもがバッターボックスに立っている」と揶揄された一昨年や,「15人制のラグビーを14人で戦っている」と言われた昨年に比べれば,まだ今年度の人手不足は改善されているのですが……。まだまだ完璧な状態ではなく,ぎりぎりの状況に追い込まれることもあります。
 今日は久しぶりに補欠授業に入り「読書指導」をしました。まずは簡単リサーチから。
「みんな,ひと月にどのくらい本,読んでるのかな? 5冊以上っていう人は?」(8割がたが挙手,すごいかも!)
「すごいねぇ。この前,図書館司書の先生からいろいろお話を伺ったんだけど,3年生くらいから‟分かれ道”にはいるみたいですね」
「分かれ道?」
「そうそう。2年生までは国語の時間にみんなで図書室(ホントは学校‟図書館”)に行って,ご本,よく借りてたでしょ?」
「うんうん,そうだった。」
「それがね,3年生になるといろいろお勉強しなきゃいけないことが多くなって……,例えば社会とか理科とかね。」
「総合も!」
「そうだね,総合的な学習の時間もあるよね。そんなわけで忙しくなって図書室に行く機会が減ってしまう。そうすると,本を読む機会が減ってしまう子が多くなるっていうことなんだ。」
 ……と,そこから始まって,校長室の書架で順番待ちをしている本を紹介しつつ,私の本の読み方を少しだけお話ししました。
 普段の生活時間は育児と家事でほぼ埋まってしまうこと。家事をしながら複数の本を同時進行で読み進めていること。書斎なんてものは与えられていないので,猫の額ほどの自宅バルコニーにハンモックを吊って書斎にしていること……など。
 ハンモック読書,結構よいです。適度に全身をよじらせてストレッチしながら,ハンモックの布地をひじの支えにして……。時にはお気に入りのフィールドに移動して……など。
「冬でも外で読むんですか?」
「読みますよ!シュラフにもぐってね,これがまた集中できていいんだよね(笑)」

 こんな風にして,ピンチヒッターの先生が突然入ってきても,ムリなく受け入れる雰囲気をつくることができる学級というのは,素晴らしいよな……。と思いつつ,しばし,児童と一緒に,DX関連本のページを繰りました。

 
掲示者: 13時53分