2020年 4月 20日 (月曜日)

.学校: 棚からひとつかみEテレ編-◆屮謄シコー」

 先日お伝えした,「宅学習に役立つリンク集」。教育委員会お勧めということですが,リンク先をご覧になった方は激しく戸惑われたことと思います。おびただしい量の情報が盛り込まれているため,どれを選んで閲覧したらよいものか……と。なので“これは使えそうだな”というサイトをひとつ,ご紹介します。

「○○的思考」に夢中になる
 「テキシコー」は昨年末からパイロット版が放送され,この春,レギュラー番組になりました。以前,この場でも触れた「デザインあ」や「ピタゴラスイッチ」「0655」等の流れを汲む番組です。タイトルは「プログラミング的思考」とか「論理的思考」など「○○テキシコウ」の最後の部分からとったものです(たぶん)。
 「あたまの中でうごかしてみよ」コーナーでは表に見える動きの「もとになっている仕組み」って何?→ひとつの動きをもとにして,その条件を変えていくとどんな動きになることが想像できる?→実際にやってみたらどうなる?……あれこれ考えを巡らせるうちに,次から次へと「○○テキシコー」が働き夢中になっていきます。
 「ダンドリオン」のコーナーも素晴らしいです。「デザインあ」の中の「赤い人黒い人」に通じるものがあります。作業を効率化させるための「段取り」を考えることを通して,こちらも“テキシコー”が育まれていきます。
 もっとも,音楽や図工の作品づくりに係る“作業”もまた,そのままプログラミング的思考の連続です。ましてやデザインともなればそれに「目的」や「機能」という要素が加わることになり,この種の「○○的思考」とは密接な関係にあるわけで……。これについて語り始めるときりがないので,また改めて。

カタカナ言葉に惑わされない
 でも,なんといってもこの番組のよいところは,「プログラミング」というカタカナ言葉にとらわれていないこと。身の回りの目に見える“もの”,“こと”をないがしろにしていません。このカタカナから連想される「パソコンに向かってあれこれ操作する」シーンは,この番組では一度も登場しません。常にその辺で普通に起こっていることをこそ大切にし,題材にしています。
 「掃き掃除の仕方」「川の水を引き込んで無駄なく生活に使っている農家の炊事場」「街灯の自動点灯の仕組み」……こういう,普通にあることとプログラミング的思考が結び付くなんて,普通は誰も考えませんから。
 番組公式サイトでもこのように解説しています。

 番組の中では,実際にコンピューターを使ったプログラミングを体験するシーンはでてきません。コンピューターへの苦手意識やICT環境を問わず,誰でも楽しくプログラミング的思考を育むことができます。
 「プログラミングはちょっと難しそうで,なかなかチャレンジできない」という方は,まずはこの番組でプログラミング的思考を楽しく育み,それから,実際のコンピューターを使ったプログラミングにもチャレンジしてみてください。きっとやりやすく,考えやすくなるはずです。


学年ごとの発達特性にあわせて
  この種の,実際にあるもの,見えるものを使ったコンテンツは,低学年には低学年なりに身体性を伴う「工作」という営みに繋がっていくかもしれません。やがて学年が上がるにつれて本質部分である「テキシコー」につながる「見方考え方」が身に付くようになります。身の回りの生活や学校での集団生活,さらに学年が上がるとさらに社会的な広がりを伴いつつ,教科学習を超えて生きて働くものになるのだろうな,とも思います。

Eテレの「テキシコー」,是非チェックしてみてください。

●「テキシコー」番組HP
https://www.nhk.or.jp/sougou/texico/
「テキシコー」を「texico」としているあたり,URLもまたオシャレだなぁ……と思います(笑)

 
掲示者: 15時40分