今年度第1回目の研究授業を実施しました。
教科は国語,2年生の「言葉で絵を伝えよう」という単元です。目標は「聞き手にわかるように,絵を描く順序に沿って事柄を詳しく話すことができる」ような力を身に付けさせるということ。
「伝える力」は国語科の学習を通して身に付ける力であると同時に,大変,汎用性の高いものです。教科横断的な学習の中で身に付けたり活用したりすることができる資質・能力であるという位置づけもできます。
児童の皆さんは前時までに学習した様々な内容を総動員して,ペアを組む聞き手(描き手)のお友達に絵の描き方を伝えていました。
自分の説明の仕方の良否が,そのまま相手が描く絵という目に見える形となって反映されるので,リアルタイムでの自己評価が可能になります。そしてまた,それを即座に「伝え方」(説明の仕方)の改善につなげていくことができるような活動になっています。
子どもたちの学習活動を見ていて,最近,頭の中に充満気味の「学習評価(学習者側の改善,児童の自己調整力)」や「プログラミング的思考」などの新たな研究課題と関連付けて,この学習の価値を考えてしまいました。それだけ提案性や発展性の高い,次につながる授業と研究協議になりました。