1.講演
玉川大学の笠原陽子氏を講師にお迎えして「学習指導要領の改訂の趣旨と横須賀市の学力向上の関り」という演題でご講演をいただきました。
横須賀市の子供たちの学力や各校の指導の実態を踏まえ、新学習指導要領下でのカリキュラム・マネジメント、研究推進、授業改善等をどう進めていったらよいか、詳しくお話しいただきました。
●新学習指導要領関連サイト(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1383986.htm
2.学習評価について
担当指導主事から伝達講習がありました。このサイトでも2回にわたりお伝えしてきた、新しい学習評価の概要についてのお話でした。現行の「関心意欲態度」に代わって新設される評価の観点「主体的に学習に取り組む態度」について時間を割いた説明がありました。
保護者の皆様の間からは、今だに「関心意欲態度って、授業態度のことでしょ?」「たくさん手挙げればいいんじゃない?」というようなお声をうかがいます。本当は全然違うのですが、これが現状です。その反省等を踏まえつつ教育法規等に準拠して新設された「主体的に……」はどういうものなのか。キーワードは「粘り強い取組」「自己調整力」の2つです。この事はまた、通信簿の時期に詳しくお伝えします。
教員の勤務負担軽減については言及がありませんでしたが、こちらはまた別の機会にお話があると思います。
●文部科学省関連サイト
1月21日付『児童生徒の学習評価の在り方について(報告)』
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/01/1412838.htm
3月29日付『小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)』
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1415169.htm
3.情報活用能力の育成について
こちらも担当指導主事からのお話です。冒頭で紹介があったのは、以前本サイトでもお伝えした「Society 5.0」の政府広報プロモーションビデオ(上白石萌音主演)でした。子供たちが生きていく未来社会はどうなるのか、そのために必要な情報活用能力とは……?このテーマについて、「プログラミング教育」等にも言及しながら説明がありました。
本校では既に、プログラミング教育に必要な教材「micro:bit(マイクロビット)」を、昨年度の予算でひとクラス分購入済みです。これを使ってどんなことができるのか、どんな授業ができるのか……近日中にお伝えします。児童の皆さん、お楽しみに!
●Society 5.0のあらまし
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/06/1405844_001.pdf
●文部科学省関連サイト
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1375607.htm
いずれの内容も本校のWebサイトをつぶさにチェックしてくださっている皆様には、お馴染みのものばかりだと思います。この研究会で学んだことを踏まえ、来年度からの指導実践に向けた取り組みをスピード感をもって進めて行きます。