基礎介護
この授業では、高齢者や障害者の介護についての基礎的な知識と技術を学び、よりよい介護とは何かについて考えます。
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履修している生徒は
- 介護や看護・保育関係の仕事に興味のある人
- 家族に介護を必要とする人がいて、その方法を学びたい人
- 一般教養として介護の知識と技術を身に付けたい人 など
「基礎介護」を学んだ後に「社会福祉実習」という科目を履修すると、ここで学んだ知識と技術を使って、実際の社会福祉施設で体験実習ができます。
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具体的な内容
- 高齢者・障害者の理解(老化、障害、病気、心について)
- ベッドメーキングの方法
- 衣服の着がえ方
- ベッド上での介助の方法(上下の移動・体位の変換)
- 足浴と手浴
- 食事の介助
- 車椅子の介助
- コミュニケーションのとり方
- 手話
- 点字
- 視聴覚障害者への介助方法 など
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高齢者や障害者の生活を少しでも理解できるようにいろいろな体験をします。
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PCを使用して、調べ学習をしたり、レポートを作成したりします。 |
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介護の基本であるベッドメーキングの方法を学びます。
(コーナーはシーツが乱れないように三角を作ります。) |
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お風呂に入れなくても、手や足を洗うだけでさっぱりします。気持ちいいなぁ。 |
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動かない手や足に負担をかけずに着替えをするにはどうしたらいいのでしょう? |
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車椅子に乗って、バリアフリーについて考えます。 |
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手話で、簡単な日常会話を学びます。「横須賀総合高校」ってどう表すの? |
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点字のなりたちを理解し、点字で作品を作ります。 |
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履修した生徒の感想
- この授業を履修したのは、将来就きたい職業には関係ないのですが、「将来、役に立ちそうな科目を取ろう」と思ったからです。この授業を通して、高齢者の生活を少しでも体験することができたので、両親や祖父母に介護が必要な状態になってしまった時には、今まで学んできたことを思い出し、それがとても力になってくれると思います。
- 専門的な科目のため、やることひとつひとつが初めてのことばかりで、毎回毎回の授業が楽しみでした。実習の授業では初めはなかなかできず苦労しましたが回数を重ねていくうちにうまくできるようになり、達成感を感じることができました。私はこの授業を受けて学んだ一番大きなことは「相手の立場に立つことの大切さ、そして難しさです」これは介護をするときももちろん大切ですが、人と接することにおいての基本だと思いました。将来少しでも優秀な看護師になれるように頑張っていきたいなと思います。
- いろいろな介助について学んだことや実習したことは、今後「介護福祉士」の専門学校に行きたいと思っているので先取しちゃったぞって感じでうれしい。実習以外の普段の座学の授業や作品作りでも、将来のためだけでなく、今にでもすぐに役立つ勉強だったし、一緒に住んでいる祖父母の今まで気づかなかった些細なことにも、気づけるようになった。1年間やってきたことを今後いかしていきたいなと思っています。
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