学力を社会に活かすには

本校では今、生徒の学力向上のための授業の工夫や、学習環境を整えるために、教師集団が一丸となって取り組んでいるところです。

学力と言ってもその内容はさまざまです。家にたとえると土台になるのは、昔から言うところの「読み、書き、そろばん」であり、その上に立つ柱は基礎学力です。基礎学力の定義も難しいのですが、文部科学省で定めた学習指導要領の内容といっても良いでしょう。まずは小・中・高を通じた学校教育で、基礎学力をきっちり身につけ、さらに高校ではそれぞれの進路に応じた、プラスαの学力が要求されます。

そして身についた学力は個人の中に眠らせるのではなく、現実社会に活かされなければなりません。学力を社会に活かすときに働く力を、国立教育政策研究所が出した｢職業観･勤労観を育むプログラム｣では、「人間関係形成能力」「情報活用能力」「将来設計能力」「意思決定能力」としています。本校を卒業するまでに、どのような活動を通して4つの力がついていくかを示したものが、このサイトの「進路指導3年間の流れ」にありますので、合わせてご覧下さい。