No.3
2005年度 学校基本調査によると、大学・短大への進学率は5割を超え、過去最高となりました。しかし、少子化が進み、入学者数は年々減っていて、現在大学の収容力は88.2%です。この数字が2007年には100%になり、大学全入時代が来ると言われています。今まで大学側は、厳しい入学試験によって入学者を選抜していましたが、最近は、受験生のよいところを、どう評価して合格させるか、という方向に動いています。
この変化が、推薦入試や、AO入試での入学者を増加させています。高校生活をきちんとした態度で送り、学業成績に優れていたり、何かに一生懸命打ち込んだものがある生徒は推薦入試に強いと言えるでしょう。
本校から複数の推薦合格者を出した、ある大学の入試担当者の話では、本校の生徒は目的意識がはっきりしていて、それを自分の言葉で話せるという点で、どの生徒も高い評価をいただいたとのことです。2,3年次*「羅針」の研究成果を面接で活かして合格した生徒もいて、現在80名余の3年次生が推薦・AOで大学・短大に合格しています。
これから百数十名の生徒が、センター試験、一般入試を受験します。
*「羅針」 総合的な学習の時間。人生を航海にたとえて、進路の方向性を導き出す指針となる羅針盤から名付けました。一人一人の進路実現をめざす学習です。
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