昨日、校内の松の木の剪定(せんてい)作業に、玉井造園さんが来てくれました。校長室前の松の木が、「あっ」という間にきれいに剪定(せんてい)され、ずいぶんとすっきり・美しくなりました。世には様々な仕事がありますが、ある調査によると、今後10年で今ある職業のうち、その約50%がなくなるといわれています・・・。AIにとってかわられるというのが主な理由です。しかし、剪定作業の様子を見ていて、「手に職を持つ」とはこのことかと感心し、「これはなくならないな」と思いました。
このHPに載せるため 「ちょっと写真を撮らせて下さい」と声をかけた現場の親方は、偶然にも私の昔の教え子でした。自分の仕事に誇りを持ち、やりがいや生きがいを感じて仕事をしている様子に胸打たれました。
今年は2年生の職場体験が実施できませんでしたが、大人が一生懸命働いているこのような現場を見て、いろいろな職業があることを知り、「就職してから一生続けていく生活の手段としての生き方、職業についての知識」といった職業観と、「日常生活の中で自分が果たす役割の理解や考え方、役割を果たそうとする態度」といった勤労観を育んでもらえたらいいと思います。たまには保護者と「どんな仕事をしているの?」「どんな資格が必要?」「苦労することは何?」などと話をしてみるのもいいと思います。
【写真:剪定作業の様子(校舎前のすべての松がきれいになりました)】