３月の１０日、１１日の２日間に分けて、２年生のスクール救命教室が行われました。
スクール救命教室では、心肺蘇生の方法やAEDの使用について、横須賀市消防局の方に来ていただき、講義や実践を通して学びました。
最初の座学では、救急車、AED、心肺蘇生をする理由などについてお話をしていただきました。２年生のみなさんは、真剣に話を聞く姿が見られました。途中、いくつかの質問が生徒のみなさんに投げかけられました。その中の「AEDは学校のどこにある？」という質問には苦戦している人が多かったです。正解は、職員室なんですが、知らなかったという声も多く聞かれました。
この講演会を機にAEDの存在や置いてある場所を意識してみるということも大きな学びになったのではないかと思いました。
講義が終わったあと、ダミー人形を使って心肺蘇生の練習を行いました。２年生のみなさんは、小学生のころに１度スクール救命教室の経験があったので、積極的に行えている人が多かったです。
また、休憩時間もダミー人形を使い、一生懸命に胸骨圧迫の練習している姿が見られました。
最後に、５分程度のビデオを見ました。そのビデオでは、心肺蘇生を行ったことで助かった命があったこと、また逆に時間が足りずに残念ながら命を落としてしまった人々が描かれていました。
本日、３．１１は東日本大震災が起こった日でもあり、２年生のみなさんは身の引き締まる思いで参加していました。
もしかしたら、自分の大切な人や道ですれ違った人が事件や事故に巻き込まれて命が危険にさらされるかもしれません。そうした命を救うために、勇気をもって助けようとすることで救われる命がたくさんあることを、このスクール救命教室で２年生のみなさんは知ることができたと思います。
２年生のみなさんが勇気をもって行動できる力を期待しています。
