平成28年度が始まりました。内田前校長の後を引き継ぎました、高橋 享子と申します。フレッシュな新入生120名を迎え、総勢354名の生徒たちとともに、「人を大切にする学校」を心に留め、温かい学校作りを目指して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
私も含めて、新任・転任の教職員9名を加え、総勢39名の教職員でお子様の教育に携わることになります。どうぞよろしくお願いいたします。
また、学校教育目標は「“人を大切にする学校” ・人として必要な基礎・基本を身につけ、自立できる力を育てる ・人を大切にする気持ちを様々な場面をとらえて育む」です。とても温かい文言の目標です。この学校教育目標達成のため、具体的な方策を明示して全教職員と協力し「チーム池中」で取り組んで参ります。一日一日を大切に、そして誠実に学校運営に向き合って参ります。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
●池中の地域を歩いてみました
私は、横須賀生まれの横須賀育ちですが、何故か「池上」には縁がなく、初めてこの池上の地に足を踏み入れました。学校周辺の地形さえも頭に入っていませんでした。3月下旬の内田前校長先生との引き継ぎ後、春うららかな学校周辺を歩いてみました。池上市民プラザの桜が少し綻び始めていましたが、一昨日再び訪れると満開!！まるで、「花咲かじいさん」が花を咲かせてくれたようでした。・・・出会った地域の皆様は、皆温かく、子どもたちも元気いっぱい！！この一年が楽しみで、わくわくした気持ちで学校に戻りました。
入学式で生徒たちに「出会い」についての話をしました。この池上の地での出会いを大切に、来春、再び花咲かじいさんが花を咲かせてくれるよう、頑張って参ります。
2016年 4月 6日 (水曜日)
.学校: 新年度を迎えて掲示者: | 2016年 4月 6日 (水曜日) 7時37分
|
2016年 4月 22日 (金曜日)
.学校: 教育について語ろう その１･･･ちょっと難しい話ですが「学力」について少し難しい話ですが、教育に携わる者だけではなく、生徒も保護者も気になることの一つに「学力」（一般的には、勉強ができる・できない？）があると思います。横須賀市の指導の重点にも「学力の向上」が謳われ、本校の教育目標も自立できる力の一つに「学力」があげられると思います。では、「学力」って何でしょうか？私たちの国では、「学力」が「学校教育法」という法律で定められています。（法律で「学力」の定義が明示されているなんて驚きではありませんか？）すなわち、「学力」とは （学校教育法第30条）
�ヾ霑壇�・基本的な知識・技能 �⊇�得した知識や技能を活用して問題を解決するための思考力・判断力・表現力等 ��主体的に学習に取り組む態度（学習意欲） � 銑�を「学力の三要素」といいます。近年の考え方では、特に�△�重要視されています。この考え方を受ける形で、全国の中学生が学ぶ基準を定めているのが「中学校学習指導要領」です。池上中学校でも、もちろんこの学習指導要領に則って日々の学習が組まれています。本校教職員の基本姿勢の「２」は、まさに日々の授業の中で、生徒たちの思考力・判断力・表現力を育むべく工夫がなされています。 掲示者: | 2016年 4月 22日 (金曜日) 10時42分
|
2016年 5月 2日 (月曜日)
.学校: 教育について語ろう その２「学習意欲」について「学力」について前号でお話ししましたが、「学力」の３つの要素のうちの最後の「学習意欲」―私の尊敬する方の一人、前京都市立堀川高校の荒瀬克己校長先（「堀川の奇跡」と謳われ、低迷していた伝統校をわずか数年で立て直した敏腕校長先生）は、学習意欲育成を軸に学校を運営しました。「堀川の奇跡」では、生徒たちがもともと備えている「自分の知らないことを知りたい」という思いに教師(大人)がふたをしない、「知りたがり屋」の子供の感性を大切にする、そんなところから始まりました。当然授業もどこかでは必ず、「何故？どうして？知りたい！」という生徒の知的好奇心に火をつける仕掛けをしました。これは、一人の教師の力ではなく、学校ぐるみで行って、とうとう学科を「探究科」として新設してしまいました。現在、堀川高校は生徒一人ひとりが課題を見つけ、それを解決する力をつける、そんな高校になっています。
「知らないことを知りたい」と言う探究心は、次に「どうやって知らないことを分かるようにするのか？」と言う解決へ向けてのアプローチになります。そして、解決できた時、大きな達成感を味わい「分かる」喜びを知るのです。 ２１世紀の子供たちが巣立っていく社会は、変化の激しいグローバルな世界だと言われています。その様な社会を生き抜くには、困難に出合った時に自らの力で如何に解決するのか…些細なことでも「解決の方法」や「解決に向け努力する力」を備えて欲しいと思います。「学習意欲の育成」は社会を生き抜く力に通じています。 「学習意欲を高める授業の工夫」は、本校でも優先課題として、教員一人ひとりが授業力向上に向け、研修を積んでいるところです。学校内に留まらず、生徒の生活全般を通してあちらこちらで、「知のシャワー」を降り注ぎ、子供たちの知的好奇心を刺激したいものです。 掲示者: | 2016年 5月 2日 (月曜日) 7時37分
|
2016年 5月 2日 (月曜日)
.学校: ５月を迎えて学年により多少日程が異なっていましたが、4/25（月）から本日まで家庭訪問期間でした。担任との懇談は有意義な時間として機能したでしょうか？短い時間ではありましたが、新学年が始まり3週間。特に1年生は、大きな生活環境の変化の中で、学校生活を送ってきたと思います。学校とご家庭と情報共有をする中で、今後の充実した中学校生活に向け、思いを同じくできたら幸いです。保護者の皆様のご協力に感謝申し上げます。
今月は、月末に3年生は修学旅行、2年生は林間学校、1年生は校外学習の機会があります。これらの学校行事を通して、生徒たちは集団生活の妙技を学ぶと思います。これから、大きく成長していく生徒たちの姿を心に描きながら、私たち教員も日々精進していきたいと思います。 掲示者: | 2016年 5月 2日 (月曜日) 15時55分
|
2016年 5月 3日 (火曜日)
.学校: マトリョーシカのようにロシアの「マトリョーシカ」というお人形があります。日本の「こけし」からヒントを得て作られたもので、大きさの違う人形をいくつか“入れ子式”に体内に入れた木製人形ですが、一番身体の奥にある小さな人形が核になって、外側の大きな人形が出来上がっています…人間も身体的にどんどん成長しても、小さな子供の頃のことが核になっていると言われています。
女性の就労、育児休業、保育園問題も相まって、政治の世界が何やら騒がしいのですが、何よりも明日のこの国を作るのは、このマトリョーシカの一番奥にある子供たち･･･少なくとも義務教育の終了する15歳までには、「人として大切なこと」を備えた「人間」になって欲しい･･･義務教育最後の時を担っている中学校の教育の責務を感じます。何かと難しい中学生をお育ての保護者の皆様、明日のこの国のために、共に頑張りましょうね！！ 掲示者: | 2016年 5月 3日 (火曜日) 7時38分
|
2016年 5月 9日 (月曜日)
.学校: 「いじめ」について「いじめ」について本日の朝礼で話しました。
�� 人を傷つける言葉を発する人にならない!! 「ばか」「うざい」「きもい」「死ね」等々絶対に言ってはいけない言葉です。どんな理由があっても皆さんは、こういった言葉を発しない人にならなければなりません。人を傷つける言葉は、自分が傷つく言葉です。一度口から出てしまった言葉は、取り消せません。気楽に挨拶代わりに言っていた一言をもう一度見直し、言わない意識を持ちましょう。 �� 顔の見えないメディアには悪口を書かない！！ スマートフォン・携帯電話を利用している人。中学校は、もちろん持ち込み禁止です。ただ、これからの時代を生きていく皆さんには、ＳＮＳ等それらを利用する社会が待ち受けています。 池中では、HRなどで『よこすかケータイ・スマホ スタンダード』の資料を使い、指導をしています。まだ所持していない人もいるかもしれませんが、持っている人は、保護者の方と家庭で十分話し合い、ルールを決めて使用していますか？ 特に「ライン」ではグループを作り、人とつながり、多くの人に情報が流せると言う便利な面もたくさんあります。でも、顔が見えないツールだからこそ、「悪口」を書くのは止めなさい！！ いかなる理由があっても、自分の不満・イライラ感・むかついたことのはけ口にしてはいけません。 また、ここでも気楽な、あいさつ代わりの人を傷つける言葉は発してはいけません。 さらに、口から出た言葉より、もっと深刻なことは、書き込んだ文字は、残ります。自分の責任の負えない世界に、書き込みがひろがっていってしまう恐ろしさを十分認識しなければなりません。 �� 自己責任の重さを自覚しよう！！ 皆さんは、まずは人の悪口を言わない、書かない人にならなければなりません。その上で、もう一つ心に留めましょう。それは、とても残念なことですが、例え池中の中で悪口が無くなったとしても、皆さんが生きていくこの先の社会（高校や大学や就職先や家庭生活や･･･）では、悪口等に遭遇することがあるということです。だから、「ライン」をするなら何か不快な思いをする危険性を十分承知する覚悟が必要です。はっきり言えば「自己責任」です。責任とは、自分で結果を引き受けることです。興味本位や皆やってるから･･･で始めたＳＮＳの世界は、様々言われているように便利な面と危険な面が背中合わせです。特にガラスのようにもろい心・弱い心を持っていると自覚している人は、自分で結果を引き受けられるのかどうか、よく考えて下さい。そして、すべての生徒の皆さん、すぐにイライラする自分・悲しくなる自分・怒りを抑えられない自分･･･心の整え方を捜しましょう。 池中では全員の力で、「いじめ」の被害者も加害者も出しません 掲示者: | 2016年 5月 9日 (月曜日) 7時38分
|
2016年 6月 6日 (月曜日)
.学校: 5月の校外学習５月の終わりに３年生は、京都・奈良への修学旅行。２年生は、富士山の麓の西湖畔での林間学校。そして、１年生は地域調査（ご協力いただきました地域の皆様に感謝いたします）の校外学習を実施しました。どの行事も雨の予報もありながら、池中パワーで雨雲を押しのけ、多くの成果を得て終了しました。
３年 修学旅 5/24-26 踏み出せ京の都 感じよう奈良の伝統107の意志と信頼 ２年 林間学校 5/26-27 さぁ作ろう！自然の中で絆と笑顔と思い出を １年 『地域を知る学習会』 5/26 仲間と協力し合い築こうより良い信頼関係   掲示者: | 2016年 6月 6日 (月曜日) 7時38分
|
2016年 6月 7日 (火曜日)
.学校: 誕生日こそ母の日（父の日？）です！ 「母の日、父の日」毎年「母の日」に、自分の母親にカーネーションを贈る習慣は、1907年にアメリカで始まったそうです。
ウエストバージニア州で教師をしていたアンナ・ジャービスという女性が、亡き母を偲んで知人たちにカーネーションを配ったそうです。知人たちも彼女の母親に対する感謝の心に賛同し、教会の日曜学校で「母の日」を祝うことになりました。 これを聞いたデパートのオーナー、ジョン・ワナメーカーは、翌年に大々的なキャンペーンを展開します。母親を思う気持ちに共感したのか、それともビジネスチャンスと捉えたのか…。「母の日にはカーネーションとともにプレゼントを贈ろう！」と呼びかけたのです。 そして、デパートの売り上げが上がる日曜日を母の日に制定するように議会にも盛んにアピールし、1914年、ウイルソン大統領が毎年５月の第２日曜日を母の日とし、アメリカ国民の祝日に決定しました。 このことは、翌年の1915（大正５）年には日本にも紹介されましたが、現在のように広く普及したのは戦後になってからだそうです。 一方、「父の日」は毎年６月の第３日曜日。これは南北戦争で父親を失った子どもたちを援助していたＹＭＣＡが、やはりアメリカの議会に働きかけて制定されたものだそうです。 アメリカでは父の日にはバラの花を父親にプレゼントするのが慣わしだそうです。 「母の日・父の日」には上記ような曰わくがありますが、何かの本で「誕生日こそ母の日だ」という言葉を見つけました。子どもの成長は、親にとって何よりもうれしく、誕生日ともなれば「１歳になった。２歳になった・・・」頼りなく小さかった赤ちゃんが、一つずつできることが増えて、盛大に祝いたくなります。でも、苦しい思いをして生命を誕生させたのは、まさに「母」！ある意味、誕生日は偉大な？母をたたえる日であり、その子どもの１歳、２歳の歩みは、母になった１年目、２年目・・・と記念日なのです。新米母が（父が）我が子の誕生日と共に年を重ね、ベテラン？母（父）になる・・・そう考えると子どもの誕生日は、我が子の成長を祝うと同時に、苦しいお産を乗り越えた母を讃える「母の日」。そして、子どもと共に成長する「母の日・父の日」であります。“子どもは宝”であると思います。その子どもを世に送り出した「母」「父」はすばらしい！！ 保護者の皆様、今年のお子様の誕生日は、ご自分が母になり（父になり）何年目の記念日でしょうか？ 生徒の皆さんは「母の日・父の日」は過ぎますが、もう一度自分の誕生日に感謝の気持ちを伝えてくださいね。 掲示者: | 2016年 6月 7日 (火曜日) 7時38分
|
2016年 6月 8日 (水曜日)
.学校: 地域の皆様向けに『池中Magazine』を回覧いたします昨年度まで、池上中学校ではこの「学校たより」を地域の皆様に回覧していただく機会を持って来ませんでした。近年、様々な場面で生徒たちの健全育成、充実した学校作りのために地域の皆様のお力を大いにお借りしています。池上中学校を取り巻く地域の皆様は、本当に温かい目で子どもたちを見守り、本校教育に対しましてご理解とご協力をいただいております。厚く御礼申し上げます。
このたび、池上小学校から引き続きまして、中学校の情報や願いや思いをこの紙面に載せまして、地域の皆様に回覧していただきたく、各町内会長様・自治会長様にご協力いただくことになりました。拙文ではありますが、ご一読いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 ●このブログは紙媒体の『学校だより』への掲載記事をもとに構成しております。 掲示者: | 2016年 6月 8日 (水曜日) 7時38分
|
2016年 6月 27日 (月曜日)
.学校: 第一回ＰＴＡ校外指導連絡協議会 6/21（火）6/21（火）、１9：00より「第一回ＰＴＡ校外指導連絡協議会」が、本校図書室にて開催されました。この協議会は、本校と池上小学校のＰＴＡ校外委員会が中心となり、年2回開催されます。学校と保護者そして地域の皆様【各町内会、自治会・体育振興会・池上中学校区青少年育成活動地域連絡会（チームｉ池上）・推進の会・民生委員・保護司・子ども会・警察関係 等】が一堂に会し、共に池上の児童・生徒たちを見守るための、情報交換を行う場です。当日は、お忙しい中多くの皆様のご出席をいただき約一時間半、熱心な意見交換が行われました。池上小・中ともに、校内は落ち着いた学習環境の整った学校です。しかし、価値観の多様な難しい時代を生きる子どもたち･･･健全な育ちのために、今後とも保護者・地域の皆様のお力添えをお願いいたします。
掲示者: | 2016年 6月 27日 (月曜日) 7時35分
|
2016年 6月 28日 (火曜日)
.学校: 池上中学校の教育 その１ 「薫習（くんじゅう）」の活動 仏教用語に「薫習くんじゅう」という言葉があります。「習慣的に働きかけることで、物に香りが移り染みるように影響を与える」という意味です。
池上中学校に赴任して早3ヶ月。日常の授業を見学に行ったり、部活動の応援に行ったり、3年生の修学旅行に帯同したり、生徒たちとの様々なふれあいを通して、最近私はこの「薫習」という言葉を思い浮かべます。 本校生徒は、総じて礼儀正しくしっかり対応しています。そればかりではなく、授業中や生徒集会などでの発言には、びっくりするような言葉のきらめきがあります。また、活発な意見交換の場面に出会うこともあります。そして、私が一番感心していることは、生徒たちがきちんと「文」で話をするということです。 「先生、トイレ！」「お母さん、メシ！」「それ取って！」・・・私たちが往々にして出会う「単語」だけでの会話。「先生、トイレ！」は、「先生はトイレではありません」という笑い話的なエピソードで語られる現代の子どもたちの言語環境･･･。本校では、教員が繰り返し生徒たちの言葉遣いを正し、指導しています。その粘り強い関わりと、生徒たちの素直な心がけで、単語ではなく「文」で話す日常が生まれています。「先生、トイレに行っていいですか？」「お母さん、ご飯が食べたいです」「その○○を取ってください」・・・等々。 保護者・地域の皆様には、本校教育活動はどのように伝わっているでしょうか？池上中学校は「きびしい！！」という言葉を時々耳にします。小学校から入学した当初の1年生は、戸惑うばかりの4月を送ったと思います。 特に、集団行動の場面では教員の厳しい言葉や、要求度の高さに驚いたのではないでしょうか？ 本校教職員は、「人を大切にする学校」を目指して、自分も他の人も大切にするために、皆が気持ちの良い学校生活を送ることができる学校作りを心がけています。また、大変なこと・苦しいことを乗り越えた先に、何かができるようになる喜び、楽しみがあることを実感してもらいたいと願っています。 2・3年生はもちろん、入学して3ヶ月たった1年生も日常の学校生活が、落ち着いてきました。授業を見ても、例えば音楽の時間、ほとんどの生徒が難しいリコーダーを吹いています。体育の時間、上手・下手はあっても倒立ができるようになりました。理科の時間、一生懸命実験の結果予測を考えています。生徒たちは、決して萎縮することなく、少しずつですが、確実に成長しています。教育に特効薬はなく、徐々に染みこんでいく「薫習」の活動の大切さを実感しています。今後も、丁寧にそして粘り強い教育活動を心がけて参ります。ご理解とご協力をお願いいたします。 掲示者: | 2016年 6月 28日 (火曜日) 7時35分
|
2016年 7月 12日 (火曜日)
.学校: より良い池上中学校にするために 〜生徒の皆さんへ〜祖国があなた方に何をしてくれるかを問うのではなく、
あなた方が祖国のために何ができるのかを考えて欲しい 第35代アメリカ合衆国大統領 ジョン・Ｆ・ケネディ １９６１年（昭和３６年）、４４歳の若さで第３５代アメリカ合衆国大統領に就任したジョン・F・ケネディは、現在でも悲劇のヒーローとしてアメリカ国内はもとより、日本でも伝説の大統領として、人気を博しています。幼い頃より病弱で、背骨に障害があったとされていますが、生涯痛みに耐えながら執務に当たっていたようです。彼の政策で有名なのが「ニューフロンティア政策」。教育や高齢者医療、景気対策そして人種差別の撤廃などに精力的に取り組みました。また、「アポロ計画」を立ち上げ、アメリカ人を月に到達させる壮大な夢を描きました。残念ながら、大統領就任の2年後の１９６３年（昭和３８年）１１月２２日、ダラスでの遊説中、凶弾に倒れ夢の実現は叶いませんでした。（ケネディが夢見た月面着陸は、暗殺から６年後の１９６９年（昭和４４年）にアポロ１１号によって実現しました） さて、ジョン・F・ケネディを有名にしたのは、この悲劇の結末によってのみではありません。彼は、人々の心をつかむ演説の名人でした。上に記した「祖国が･･･」は、大変有名な大統領就任式での演説の最後の部分です。人種差別撤廃を訴える彼は、誰よりも「自由」を大切にしていました。「自由」の概念と価値を守り発展させるために、人々がなすべき行動を国民に問うたものです。･･･「国が何かをしてくれる」と受け身の姿勢で要求するだけでは無く、国民一人ひとりが果たすべきことを理解し、「国のために」（強いてはそれは国民一人ひとりのために）何をするのか考えよう!！と言うのが彼の主張です。今までの大統領は、「国民のために○○をします」「××をやります」と訴えてきました。国のトップとして自らがなすことを自覚しながらも、国民にも国の一員として国造りに参画を求めるこの演説は、とても新鮮で人々の心をつかみました。 ------------------------------------------------- 現在の池上中学校は、皆さんの規律ある行動で、概ね穏やかな学校生活を送ることができる場となっています。学校は、すべての生徒の皆さんが安心して学習活動等を行う場所です。今の池中は、学校の活動の土台を支える部分ができてきた、と言って良いでしょう。 さて、ここからが本番です。土台を支える部分ができたのならば、次は様々な活動をしっかり受け止めることができる大きな土台（舞台）作りです。どうせなら骨太の土台（舞台）を作りましょう。すべての皆さんが生き生きと活躍できる舞台は、皆さんの主体的な「より良い池中作り」への参画で作られます。「人を大切にする学校」として、温かい舞台作りを先生方と皆さんで行っていきましょう。「誰かに何かをしてもらう･･･」ではなく！！ 夏休み明けが楽しみです。 掲示者: | 2016年 7月 12日 (火曜日) 10時33分
|
2016年 7月 20日 (水曜日)
.学校: 教育について語ろう その３ こんな「夏休み」を取り巻く環境なのです！！「暑いですね」の声が、今年は早くから交わされていました。明日からいよいよ夏休み！子どもたちの生活の基軸が、家庭や地域の中で回る時です。とは言え、昨今の中学生はとても忙しい！！現代中学生を取り巻く教育環境を以下にご紹介しましょう。
（１）ええ〜っ！「夏休み」って40日じゃないの！？ 保護者世代より上の皆様、横須賀の中学生はいつまで「夏休み」だと思いますか？何と、ほとんどの学校が8月24日から前期後半をスタートさせます。つまり、夏休みは8月23日まで･･･。8月25日を過ぎた辺りから、宿題をやっていない焦りと戦い始めた思い出は、今は昔のこととなりました。 （２）さらにええ〜っ！夏休み前や始まって一週間ぐらいは、半日日課ではないの？ これも保護者世代より上の皆様、夏休み前や9月が始まっての一週間ぐらいは、半日で下校していませんでしたか？これも、現代中学生は夏休みの前日（つまり今日）も、8月24日の始業の日も午後まで授業があります。「半ドン」という言葉は、死語になりました・・・ （３）１・２年生は部活動、3年生は進路について悩み始める時？！ 多くの部活動では夏休み前半までの間に、3年生最後の試合やコンクールが終了します。１・２年生で新チームを作り、新たな活動が始まります。圧倒的な存在感を放っていた3年生が抜けた穴の大きさと、自分たちで部活動を行っていく責任感を実感する時です。3年生は、夏休み中に行われる各高等学校の説明会・体験授業に参加し、進路選択が本格化します。そして、塾も含めた夏期講習･･･まだまだ少し先のこと･･･の思いと、人生初の「受験」に立ち向かう不安が心をよぎる時です。 （４）宿題だって盛りだくさん！補習だってあるのです！ 数年前の一時期、小・中・高校と学ぶ内容（量）が削られ、所謂「ゆとり教育」と称されました（現在では、学ぶ量もその質も深さが求められています）。その名残なのか、世間での学校教育の印象が「ゆる〜い」と語られているような場面に出くわすことがあります。夏休みのしおりを見ると、様々な教科からの宿題や、補習の予定がびっしりと載せられています。 （５）先生だって学びます！ そして、生徒たちも満杯の予定表を作っていますが、私たち教員も夏休みは「学び」の時。全市をあげての教科等の研究会への参加や、教育研究所主催の研修は、約７０講座近くある研修講座よりいくつかを選んで勉強します。生徒の豊かな学びのために、教員も「学び続ける」姿勢が求められています。 掲示者: | 2016年 7月 20日 (水曜日) 7時41分
|
2016年 7月 21日 (木曜日)
.学校: 夏休み〜健康第一で！今年は、オリンピックイヤー。第31回夏季リオデジャネイロオリンピックが8/5日〜21日まで開催されます。南半球でのオリンピック開催は、なんと3回目。南アメリカ大陸初のブラジルでの開催ですが、南半球と言えば、8月は「冬」の季節。でもリオは低緯度に位置し、8月の平均気温は22℃位とのことです。この日のために努力を重ね、この日のために心と体を鍛えてきたトップアスリートの姿から、多くのことを感じることもあると思います。夏休み明けには、体育祭の取り組みが本格化しますね！
生徒の皆さん、一ヶ月ほどの短い夏休みではありますが、日常の学校生活から離れる中で、様々なことを体験できる貴重な時間です。勉強やスポーツ、読書･･･そして、家庭や地域での生活。充実した日々となるよう願っています。健康第一ですよ！！ 掲示者: | 2016年 7月 21日 (木曜日) 7時35分
|
2016年 8月 24日 (水曜日)
.学校: 言葉の力「言霊（ことだま）」 古代の日本人は、使い方によって幸せと不幸せを左右する言葉の持つ不思議な力「言霊」を信じていました。
言葉には力があります。幸せの絶頂にいたのに、心ない一言で落胆し、もう駄目だとあきらめていた時に、友達から投げかけられた温かい励ましの一言で元気を取り戻すこともあります。「一言の重み」を表現した道灌山幼稚園園長 高橋系吾さんの詩 『その一言』を、目にした方もいらっしゃると思います。→道灌山学園HP「その一言」 もう30年以上も昔、母校で教育実習をした際、指導してくださった恩師が、「教師になろうとするあなたの言葉は、常に希望を抱ける言葉でなければいけませんよ。言葉を磨きなさい。」とご教示くださいました。教壇に立ち、生徒たちに向き合っていた時も常にこの言葉が心の底にありました。特に国語を教える私には、自分の言葉の力のなさに落ち込み、また、「もっと勉強しなさい」と叱咤激励される一言でもありました。生徒に対して、命令するのでもなく、怒鳴るのでもなく、駄目なことは駄目と伝え、希望をもって日々を送ることができる「厳しくて温かい言葉」を持ちたいと切望していました。最近では、生徒はもちろん、教職員や保護者・地域の皆様と接する時、自分自身の気持ちや思いを「最適に」伝える言葉の大切さ・難しさを実感しています。 ●そして、読書のすすめ どうしたら「言葉を磨く」ことができるのでしょうか。 とてもシンプルな答えの一つは、本を読むことだと言われています。 折々の 遊ぶ暇（いとま）はある人の 暇（いとま）なしとて書（ふみ）読まぬかな 江戸時代の国学者、本居 宣長（もとおり のりなが）の詠んだ一首です。「遊ぶ暇がある人も、時間が無いといって本を読むことをしない」と、ある意味人間の本質を嘆いた歌です。テレビはもちろんコンピュータをはじめとする情報環境が整った現代では、宣長が想像もできないような遊ぶ楽しみを味わえる空間・時間があります。「情報」について言えば、PCでいとも簡単に手に入れることができます。ですから、読書離れが起きても不思議なことではありません。 しかし、古今東西様々な人間模様が展開される物語や、多くの人の知識や考えが詰め込まれている随筆や評論、そして、編者の知識や意図の思惑が交差する事典の類まで、紙をめくって、じっくり向き合う中で育まれることが実に多くあります。自分と違う世界、体験できない世界や生き方に触れる中で、考える力や想像力、そして感性が培われます。膨らんだ心の中には、多くの「言葉」が蓄積されていきます。言葉を「貯めて」「磨き」ましょう。 先日読んだ吉本ばななさんの『イヤシノウタ』には、心ない汚い言葉と出会ったときには、相手の言葉を「クリーニング」して返す話が描かれていました。「クリーニング」して返せるだけの語彙力と、言葉を支える心の寛容さ･･･身につけたいものです。季節はまさに、読書の秋を迎えようとしています。 ●さらに実りの秋・・・ 短い夏休みとは言え、生徒たちは部活動の練習、試合やコンクール、補習、そして各ご家庭や地域での時間を充実させて過ごしたと思います。暑い夏の後に、実りの秋がやって来ます。 9/10（土）は、本校第二回目の体育祭です。夏休み前に行われた各カラーの結団式でも体育祭を成功させようという強い決意が表明されました。保護者・地域の皆様、前期後半もどうぞ宜しくお願いします。 掲示者: | 2016年 8月 24日 (水曜日) 10時16分
|
2016年 9月 7日 (水曜日)
.学校: 第2回 体育祭 9/10に開催第2回 体育祭が今週末、9/10に開催されます。
今年のスローガンは「太陽に向かって咲きほこれ 情熱と勇気の結晶の花」です。各カラー、学年、クラス、心を一つにして、体育祭成功に向けて、誠実に練習してきました。生徒一人ひとりも、目標を定めて取組みました。若さはじける最高のパフォーマンス！！ どうぞご期待ください。 生徒たちは夏休みが明けて期末テストを挟み、短い取り組み期間でしたが、真剣に、一生懸命に練習してきました。各ご家庭でのご理解とご協力に感謝いたします。体育祭当日の生徒たちの頑張りが、今後の池中の伝統として、受け継がれていくと思います。 当日は厳しい残暑が予想されます。保護者の皆さまには、ご観覧の際も水分補給や暑さ対策をお願いいたします。 ★他の中学校の生徒は観覧できません。ご注意ください。 ●会場準備も念入りに 〜入場門、スローガン看板、テント張り……〜  掲示者: | 2016年 9月 7日 (水曜日) 10時28分
|