2010年 12月 3日 (金曜日)

.学校: 若木は嵐に育つ

今朝の風雨に思うこと

 日本は戦争や経済、激動の時代を過ごしてきました。
そんな経験から、親も先生も出来るだけ子どもには苦労
させないように・失敗をさせない・差をつけない教育を
してきたように思います。ちょっと厳しい指導をするとクレームが…。
 いつしか、日本の子どもたちに、いや大人にも、
困難を突破していくエネルギーや知恵が不足するようになったと思います。
 今朝、かなりの風雨でした(タイミング悪く大雨・洪水警報発令、暴風はない)。
ずいぶん車で送られてくる生徒を見かけました。
私も神明公園を傘もささずに歩いている生徒に「学校まで送るよ」
と言いたい気持ち…ぐっと押さえました。
 私が担任なら今朝のHRで、心を鬼にして
「もう中学生なのだから、これくらいの風雨なら、危険は避け、身の安全は確保し、
自分で判断して、自分で歩いてこい!」
と言ったでしょう。
 本当の危険や何か事情があれば手をさしのべ、そうでないときは、少し子どもたちに困難を与え、
苦労・失敗の経験をさせておきたいと思うのです。
「若木は嵐に育つ」(昔使った言葉より)

学校通信「ふうらいぼう2」より
 校長  丹澤 芳明
 
掲示者: 15時07分