2017年 6月 29日 (木曜日)

.学校: 大切に育てます!

東日本大震災の津波で娘さんを失った白川司さんより桜をお預かりいたしました。この桜は、福島県浪江町の川のほとりに白川さんが植えたものです。娘が生きていた証を孫に伝えたいとの思いから植え始めたそうです。しかし、川の護岸工事の計画が上がり、やむなく移植せざるをえなくなったため、「桜の里親」を探すことにし、新聞等で里親探しを始められました。メディアの反響は大きく、問い合わせの電話が100本以上あったそうですが、岩戸中からの申し出を快く受けていただきました。そして、浪江町で植えた10本の内の一番元気な桜を岩戸中に託していただきました。26日(月)には体育館で桜をお預かりするとともに、この桜に対する思いや命の大切さについてのお話もいただきました。「娘を嫁に出すような気持ちです。」「苗木を育ててくれた人に防災意識が芽生えてくれれば。」とのことでした。折りしも、関西への修学旅行は、来年度から東北への宿泊体験学習となります。陸前高田市も訪問し、奇跡の一本松も訪問します。今、まさに岩戸中にとって学ぶべき『生きた証』です。

 
掲示者: 15時15分