2023年 11月 30日 (木曜日)

.学校: 6年日光修学旅行

 10月12日(木)13日(金)に、6年生が日光修学旅行へ行きました。世界遺産の東照宮をはじめとする文化遺産と豊かな自然あふれる日光で、仲間たちと過ごした修学旅行。あれからもう2か月近くが経ちますが、子どもたちの心の中には楽しかった思い出が昨日のことのようにずっと息づいていることと思います。

〈修学旅行1日目〉
 雲一つない爽やかな秋晴れになりました。次々と集まってくる子どもたち。クラスみんなで過ごせるこれからの時間。とにかくワクワクしてうれしくて楽しくて仕方がないという気持ちが、キラキラした笑顔からあふれ出しています。出発の際の集会では、子どもたちから「スローガン『仲間と協力し、思い出に残る最高の修学旅行』をみんなで作っていきましょう」と素敵なお話がありました。
 横須賀駅から、修学旅行専用列車出発です。6年生13名と引率職員3名で1車両貸し切り!まさに自分たちだけの仲間の空間です。広々、伸び伸びした中で、13名が常に一緒です。いつも同じ会話の輪の中でみんなが一つになって遊んだり語り合ったりしています。本当に素敵です。
 行きの電車から楽しさパワー全開! 途中いくつもの駅を通過していきます。ホームに人が大勢いる駅があります。「ここどこ?」「おー東京じゃん!」「あっ新幹線だ」「はやぶさぁ!こまちぃ!」「おーかっこいい」子どもたちから大拍手。目に映るもの全て楽しんでいます。「修学旅行って、何しても楽しい!」仲間と一緒に過ごす時間がとにかく楽しい子どもたちです。朝が早くて、お腹もすいています。「これからお弁当の時間にします。」「やったぁ!」ご家庭で用意してくださったお弁当をみんなおいしそうにいただきました。食欲もりもりです。
 ついに日光駅に到着しました。バスに乗って、奥日光へ。バスガイドさんのやさしく楽しいお話に笑い声があふれます。見晴らしのいい絶景ポイントでは、眼下に見える景色に「うわぁ!」と思わず声が上がります。
いろは坂のいくつものカーブを越えて華厳の滝に着きました。滝の水が美しく力強く流れ落ちています。「わー、すごい!」「迫力!」97mの高さから落ちる雄大な滝の様子に思わず声が上がります。滝の迫力もすごいですが、子どもたちの元気の方がすごいです。
 湯元源泉に行き、10円玉を湧き出る温泉につけてみます。「熱っ!」「お湯だ!」「おー、色が変わった!」「うわっ、紫色になった!」「こすったら、ピカピカ!」みんな夢中です。「さあ、行きますよー!」「えー!もっとやりたぁい」
 源泉足湯に入りました。「ふぅ〜、なごむぅぅ〜〜」みんなで顔を見合わせながら、ほっと一息。足の疲れを癒しながら、ゆったりまったり和んでいます。自然の中の穏やかな時間がまた素敵です。
 ここからハイキング。湯ノ湖のほとりの紅葉が少し始まりかけた美しい景色の中をみんな元気いっぱいに歩きます。話も弾んで笑顔いっぱい、軽快な足取りです。途中ですれ違うハイカーの皆さんに、「こんにちは!」とあいさつ。みんなとってもさわやかです。
 元気に歩いていると、少しずつ水の流れる音が聞こえてきました。次第に大きくなってきます。木々の間から勢いよく流れる水が見えてきました。「もしかして、もうすぐ湯滝?!」湯滝に到着です。雄大な中にも繊細さを感じる美しい水の流れ。頬に感じる空気もひんやりしています。おいしいアイスクリームをいただきました。「ちょっとさむーい。でも、おいしーい」アイスクリームを持ってみんなで輪になりました。
 みんな元気にホテルに着きました。たくさん歩いてお腹もペコペコです。あたたかいおいしい夕食を「いただきまーす!」もりもり食べています。日光地場産の品もあります。いっぱいいただいて満腹、満足です。感謝の気持ちを込めて、みんなで「ごちそうさまでした!」
 ナイトウォーク。真っ暗なコースを懐中電灯を頼りにグループごとに進みます。一人ではこわい夜道もみんなで歩くとドキドキワクワク!大盛り上がりの楽しい思い出の道です。
 ホテルに戻ってお風呂に入りました。お風呂での時間も共に過ごす友情の時間です。「はー、すっきりしたぁ」心も体も温まりました。
 お風呂の後はお土産の買い物です。買うものをしっかり決めてきた子。「どれにしようかなぁ」家族やお土産を買っていく人の喜ぶ笑顔を思い浮かべながらうれしそうに考えている子。「ねぇねぇ、どっちがいいと思う?」友だちに相談する子。みんなやっぱり楽しそうです。
 部屋に戻って就寝準備。部屋で友だちと過ごす時間もとても楽しい思い出のひと時です。

〈修学旅行2日目〉
 友だちと一緒に部屋で過ごした時間も素敵な思い出になったことでしょう。元気に目覚めて、朝の会でラジオ体操。空を見上げると、今日も雲一つない爽やかな青空が広がっています。みんなで清々しい朝を迎えました。布団もがんばってたたみ、部屋の片付けも協力してしっかりできました。おいしい朝食。「もうお腹すきすぎたぁ」「いただきまーす」「めっちゃおいしい」「よし、完食だ」朝から元気いっぱい。もりもり食べてエネルギーいっぱいです。
 子どもたちの楽しい修学旅行のためにホテルの方に様々な対応、たくさんのお心遣いをいただきました。みんなで感謝の気持ちを伝えます。「ありがとうございました!」「行ってきます!」ずっと見送ってくださるホテルの方に手を振りながら元気に出発しました。
 最初は輪王寺三仏堂へ。見上げると三体の仏様が目の前に。座った姿勢の仏像としては日本一の大きさです。三体の大きな仏様に見つめられ、子どもたちも自然と厳かな気持ちの様子です。「仏様は命を育み、世の平和と人々の心の安寧を願っています」ガイドさんのお話を声も出さず静かに聞いている子どもたちのやさしい穏やかな表情がとても素敵でした。
 次は東照宮です。三猿、陽明門、鳴き竜、眠り猫、など次々と見て回ります。ガイドさんがとても丁寧に楽しく分かりやすく説明してくださいました。「へぇー」「おー」「すごっ」「そーなんだ」「あっ、ほんとだ!」うなずいたり、顔を見合わせたり、熱心に聞き入ったり、学び知る感動がキラキラした目に感じられました。
 ガイドさんのお話を聞いた後は、グループ行動で東照宮、二荒山神社、大猷院を巡ります。みんなで巡る二社一寺は、見ること、聞くこと、話すこと、歩くこと、全部が楽しい時間です。また、長い階段にちょっと疲れた友だちを気遣い「大丈夫?がんばってね」と背中を押してあげている姿。靴を脱いで入る場所で友だちの靴を揃えてあげている姿。ここでも子どもたちがお互いを大切にし合う素敵な姿がたくさんありました。
 見学を終え、休憩店でお土産を買い、昼食のカレーライスをいただきました。食べ終わると、誰かが指示を出したり声を掛けたりしたわけではないのに、テーブルごとに自分たちで食器を重ね、片付け始めました。感謝と協力の気持ちが伝わり合い響き合って、みんなの一つの行動に表れたとても素晴らしい姿でした。
 日光駅。修学旅行専用列車は定刻通り横須賀に向かって動き出しました。1泊2日を過ごした日光ともお別れです。「日光ありがとう!」流れゆく窓の外の景色に向かって叫ぶ子どもたち。とても名残惜しそうです。「でも、電車の中も楽しいんだよな」笑顔で話す子どもたち。楽しい時間はまだまだ続いています。
 帰りも1車両貸し切り。6年生の仲間の空間と時間です。この車両には、子どもたちの楽しい時間と仲間の輪があふれています。まるで日光でのたくさんの思い出を胸いっぱいに詰め込んだ子どもたちを大切に包んで運ぶ宝箱のようです。
 横須賀が少しずつ近づいてきます。「みんなともっと修学旅行やりたぁい」「2泊したいなー」「30泊がいいよ」「それじゃ1か月じゃん」「それがいいよ」「もう1回行くのはどお?」「あと10回くらい行きたいな」修学旅行への思いは尽きません。
 「仲間と協力し、思い出に残る最高の修学旅行」このスローガンのもと、クラスのみんなで同じ時間を、同じ場所で、同じ気持ちで過ごした子どもたち。心の中には、これから先もずっとお互いに語り合える最高の思い出がいっぱいになったことと思います。そして、また一段と絆を深めた子どもたちです。この修学旅行は、一人一人にとって、また、6年1組にとって、これからに活きる大切な経験と思い出になったことでしょう。これからも仲間とともにますます活躍してくれることと思います。ご家庭の皆様におかれましては多大なご支援とご協力をいただき、本当にありがとうございました。

 追浜小学校長

 

 
掲示者: 8時42分