カレーチームは、家庭科室で調理器具を準備し、野菜を洗って切ります。サクッサクッ、慎重にゆっくり切る音。トントントン、リズムよく切る音。子どもたちの一生懸命な気持ち、ワクワク楽しそうな気持ちが伝わってきます。「見て、うまく切れた！」ニンジンも形や大きさを考えながら、しっかり切れました。お鍋に入れて煮込んでいくと、部屋中に野菜が煮えるよい香りが漂いました。カレールーを入れると一気に食欲がそそられます。「いいにおい。」「早く食べた〜い。」とってもおいしそうです。
ごはんチームは、家庭科室でお米を研いで、水を測り、飯盒に入れます。その後は、外につくったかまどで火を起こし、飯盒炊さんです。まずは、牛乳パックや新聞紙など燃えやすいものに火をつけて、それから少しずつ大きな薪へ火を移していきます。空気がよく通るように薪の入れ方も工夫しています。火が大きくなり、飯盒を包み込むほどになりました。いい調子です。グツグツ。音が聞こえてくるようです。「あっ、泡が出てきた！」よく見ると蓋の端から泡が噴き出し始めています。「もう炊けたの？」「確かめてみよう。」蓋を開けて中の様子を見てみると、ブクブクと白い泡がたくさん立っていました。「中はこんなふうになっているんだ。」「これじゃあ、まだ炊けてないね。もう少しだね。」みんな納得の表情です。次第に泡が出なくなり、火から下ろして蒸らしたらでき上がりです。香ばしいホカホカのご飯が炊き上がりました。
カレーチーム、ごはんチーム、合わせてみんなのカレーライス完成です！「おいしー！」「最高！」自分たちみんなで協力して作ったカレーは最高の味です。おいしそうな表情と共に、やり遂げた達成感でいっぱいの子どもたちでした。キャンプ本番も「一人一人が役目を果たし みんなで思い出に残る最高のキャンプにしよう！」のスローガンをみんなで達成できる最高のキャンプになることでしょう。
追浜小学校長
