2012年 3月 15日 (木曜日)

.学校: 大塚台の風3月号

笑顔いっぱい 夢いっぱい 感謝いっぱい

 今年も、ビオトープでは、アカガエルの卵がオタマジャクシになりました。まだ、小さいのですが、オタマジャクシの形をして元気に泳いでいます。大階段に並んでいる桜草もきれいに咲きほこっていて、春の訪れを感じます。
 昨年の12月号でお伝えした、「きつねの小判」は、その後もたくさんの子どもたちが集めて持って来てくれています。小さい手にしっかりと握りしめて持ってきてくれたり、袋に入れて持ってきてくれたりと、子どもたちの優しさと温かさをきつねの小判を通して感じています。透明な容器に入ったきつねの小判は、子どもたちの願いや夢がいっぱい詰まった私の宝物になりました。 
 さて、今年度も学校評価アンケートにご協力くださりありがとうございました。学校の教育活動に対して概ねご理解をいただいていると思える集計結果が出ています。(詳しいことは中のページをご覧ください)しかし、集計結果を分析すると、来年度に向けて取り組むことがはっきりしてきました。特に、「わかりやすい授業」についての項目は、子どもたちの「わかった!」という笑顔を見るために、研究を強化・継続しなければならないと強く感じています。今後も、ご協力いただいて得た結果を、きちんと検証して改善したいと考えています。
 さらに、まとめの時期になり、どの学年もクラスや学年の行事にはたくさんの保護者の皆様が参加してくださり、子どもたちへの愛情や担任への感謝の気持ちをあらわしてくださっています。本当に有り難いことです。1年生のまとめの会では、子どもたちのかわいらしさと、参観された皆様の子どもたちに向けた温かいまなざしが印象的でした。4年生の二分の一成人式は、インフルエンザの影響で21日に延期されていますが、きっと素敵な式になることと思います。 
 明日は卒業式。私事で恐縮ですが、入学から卒業までの6年間を一緒に過ごした唯一の学年ですので感慨深いものがあります。13日に行われた予行練習では、卒業証書を渡す時や合唱を聴いている時に、ふと低学年の頃の姿が浮かんでくることもありました。その6年生からは、地域でお世話になっている方々や先生方に手作りの写真ケースと手紙のプレゼントがありました。布で上手に作られた写真ケースからは、優しい気持ちが伝わってきます。また、かわいいカードには感謝の言葉が添えられていました。卒業式の練習などで忙しいにもかかわらず、周りの人への心配りを忘れない姿には頭が下がります。「感謝を胸に きらめく未来の扉を開こう」というスローガンのもと卒業式を迎える6年生。この気持ちは、優しい思いやりとともに、後輩たちにずっと引き継がれていくことでしょう。そして、卒業式では有終の美を飾ってくれることを確信しています。
 結びになりますが、開校時の1年間と合わせて、7年間大塚台小学校に勤務できたことを幸せに思います。行事の開催や様々な場面で反省することも多くありましたが、大塚台小学校を愛してくださる方々のお力添えがあって乗り越えられたことがいくつもありました。いつも学校を温かく見守ってくださる地域や保護者の皆様からのご支援・ご協力と職員に深く感謝しています。また、この巻頭の拙い文を6年間ご笑覧いただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
 これからも、「笑顔いっぱい 夢いっぱい」の大塚台小学校をよろしくお願いいたします。

       校 長   荒川 由美子
掲示者: 8時34分