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(1)教育の現状と指針
21世紀に入り、社会の変化が一段と進み、国際化・情報化の進展、科学技術の高度化、少子・高齢化社会の到来、心の変化や荒廃、地球規模となりつつある環境問題、地震・津波対策などへの的確かつ速やかな対応が求められています。
また、乱れた世相と子どもの荒れを反映した事件も一向に減少する傾向が見られず、学校に対する信頼を傷つける不祥事も見られました。さらに、マスメディアから不登校、学力低下などの教育の課題についても大きく取り上げられ、教育への信頼感がゆらいでいるような状況が加わって、教育改革を急ごうとする機運がいっそう高まってきました。 その結果、平成18年12月の改正教育基本法の公布・施行に続き、平成19年6月には改正学校教育法が公布され、新たな義務教育の目標が定められました。 そして、教育の目的として、小・中・高等学校においては「生涯にわたり学習する基盤が培われるよう、基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、これらを活用して課題解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、主体的に学習に取り組む態度を養うこと」が明記されました。 また、具体的な指導内容として平成20年3月に新しい学習指導要領が告示され、「確かな学力」「豊かな人間性」「健康と体力」の3つの要素からなる「生きる力」をはぐくむという現行学習指導要領の基本理念が継承されました。 横須賀市では、めざす子ども像を「人間性豊かな子ども」としてとらえ、次の四つをあげています。 一つ目は、一人一人の立場や存在を認め合い、いじめや差別をなくし、共によりよく生きることができるなど生命や人権を尊重し、思いやりをもつ子ども。 二つ目は、社会のさまざまな課題に関心をもち、多角的な視野から判断し、行動することができるなど視野を広くもち、積極的に社会にかかわる子ども。 三つ目は、常に目標をもち、自らの課題の解決に向け、個性と能力を発揮しながら学び続けることができるなど自己実現に向け主体的・創造的に活動する子ども。 四つ目は、健康や安全について理解し、自分に適した方法で、生涯にわたり心身の健康の保持増進に努めることができるなど心と体の健康を意識し、たくましく成長する子ども。 これら、めざす子ども像に向け、特色ある学校づくりの推進、子どもの自己実現を目指す指導の追求、指導力を高める研修・研究の充実の三つの指導の方針を柱に、努力していきたいと思います。 この方針を踏まえ、本校では、学習指導要領に基づき、子どもたちが主体的・創造的に生き、自己実現を図ることができる教育課程を編成し、人間性豊かな子どもを育てていきます。 (2)学校を取り巻く環境
A.地域
学校は、国道16号線、県道24号線の交差点に接していて、学区を取り囲む様に4つのトンネルがあって、学区域が判然としています。国道16号線にそって私鉄京浜急行が走り、学校のすぐ前に京急田浦駅があって交通の便は大変良いといえます。
また、学校前の国道16号線にそって商店街が広がり、南東側裏手も商店街となっています。 更にその奥には、長浦湾にそって東芝ライテック工場があります。学校を取りまく住宅地は、当初幾つかの谷戸を中心にでききていましたが、近年住宅の急増により学区域全体に広がっています。 学校の南方面では、船越神社を取り巻く一帯が宅地造成され「港が丘」住宅地として完成されました。公共機関も、北消防署、田浦行政センター、田浦警察署、北部共済病院、京浜急行田浦駅等が近接していて、公園も学区域各所にあります。学校のすぐ裏手が小さい山になっていて、学校の背景を若干緑で潤してくれます。 京浜急行田浦駅裏の南郷公園から、鷹取山に続く道には緑がありますが、平成18年より、京急田浦駅から西側の開発計画があります。 総じて、海、山、住宅、商店街、公共施設、工場等、環境に恵まれており、地域としてのまとまりは大変よく、多大なご支援をいただいているとともに、船越小学校の教育活動には非常に協力的です。 地域の行事としては、7月の祭礼と12月の2日に行われる酉の市は商店街を中心に行われ、船越の町が賑わうときです。8月の盆踊りは校庭で行われ各町内が集まり地域のコミュニケーショの場となっています。また、船越神社で行われるファミリーフエステイバルは、家族が楽しめる楽しいイベントになっています。 平成16年12月1日から浦郷町1丁目11番地、同15番地、同31番地から同34番地のうち、通称「梅田台団地」と呼ばれる地域が指定変更承認地域となり、指定変更申立てによって変更校への通学ができるようになりました。 B.保護者
最近では古くから住んでいる方々よりも、新しく住むようになった方々が多くなってきています。このような地域環境の変化により、学校も核家族化、高齢化、少子化の影響を受けていますが、それでも保護者の世帯数は400を越えています。
学校教育に対しても理解があり、大変協力的です。 家庭学習で子どもの音読を聞いたり、毎日の学習をうながしたりするなど、学力向上に熱心です。また、休日には子どもと共に過ごしたりするなど愛情をかけて育てています。 地域では、ボーイスカウトやガールスカウト、子ども会、バスケやサッカー、野球など町内ごとに盛んに行われています。 PTA活動の校外委員会では、登校班登校や安全マップの作成、「防犯」をテーマにした地域ぐるみ懇談会、外出の時「子ども見守り隊」のバッジをつけるなどの活動をしています。成人厚生委員会では、給食の試食会、ベルマーク回収、施設見学会などを行っています。広報委員会では広報紙の発行、学級委員会は、PTA学年レクリエーションと特色ある活動をしています。さらに、本年度より児童図書環境整備委員会を立ち上げました。 このように、保護者はPTA活動をはじめとして、学校の教育活動、家庭教育、地域活動に大変熱心に取り組んでいます。 C.地域の方々
創立120年の歴史と伝統のある船越小学校も少しずつ時代とともに地域の環境を変えてきています。南郷、駒寄、皆ヶ作、梅田など昔からの方々が多い地域と船越町6、7、8丁目のように、昔から住んでいる方々と新しい団地や高層マンションに住むようになった方々が混在している地域があります。また、船越町1丁目の南側は港ヶ丘の住宅地が完成し、学区から移り住んだり、他地域から新しく住むようになったりした地域もあります。
人情味あふれた伝統のある地域と活気と温かい交流のある新しい地域、それぞれのよさを活かしながら交流しています。 1年生では、地域の古老から、竹馬や羽子板、竹とんぼ、お手玉などさまざまな昔遊びを教わっています。総合的学習の時間には、作家、バスケットボール選手、サッカーコーチ、美容師さん、保母さんなどさまざまな地域の方々から専門的な指導をうけています。 また、平成16年4月12日からは、子どもたちの安全のために、地域の有志の方々が 船越小学校学童見守り隊(約160名)を結成し、校舎周辺や校門のパトロールも行われています。午前8時から午後4時まで、2人1組が2時間交代で実施するなど精力的に活動していただいています。 なお、平成19年10月には、「内閣総理大臣賞(安心・安全なまちづくり関係功労者表彰)」を受賞されました。このように子どもたちの地域の学校としてご支援をいただくなど船越小学校の教育活動には非常に協力的です。 D.児童
全体的に子どもらしく明るく快活で人なつっこく素直ですが、少し消極的で、自ら進んであいさつができない傾向も見られます。
時代の反映もあり、子ども達はゲームの操作等や情報機器に強く、また、テレビや新聞など多様な情報から知識も豊富です。あまり物怖じせず、のびのびと自分の思いをいえる子も多くいます。 しかし、休み時間等、校庭や教室での子どもたちの様子を見ていると、一人か二、三人の小集団で遊んでいる子が多く、多人数の集団で遊んでいる子が少ない傾向にあります。 核家族、少子化、地域の絆の希薄化等今の時代を反映しているのか、友だちと仲良くふれあうこと、より良く深くつき合うこと、人とのコミュニケーションを取る力等に不安を感じることがあります。 |
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日本国憲法・教育基本法等の法に基づき、人間尊重の精神を基盤として豊かな心でたくましく生きる人間の育成を図る。 特に、近年の急激に変化の進む社会の状況をふまえ、児童に生きる力を育むことを目指し、自ら学ぶ意欲を持ち、主体的に考え判断し行動できる児童の育成を図る。また、児童一人ひとりの個性を生かすとともに、人間として必要な基礎的・基本的な内容を確実に身につけさせるようにする。 学校・家庭・地域の連携を一層深め、地域に根ざした開かれた学校づくりに努める。 |
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| V.学校教育目標 * 命を大切にする心豊かな子 生命や人権を尊重する心、自分も他人も大切にできる豊かな心をもった子どもを育てる。 * 元気で明るくのびやかな子 礼儀正しく、ルールを守る行動ができ、健康で明るい子どもを育てる。 * 自分から進んで創造的に学習する子 自ら課題をもち、自ら考え、自ら判断できる力を身につけさせ進んで学習に取り組む子どもを育てる。 * みんなと助け合い共に生きる子 お互いの個性は、尊重する大切さを学ばせ、助け合いができる子どもを育てる。
本校の教育目標である「命を大切にする心豊かな子」「みんなと助け合い共に生きる子」の育成を目指し、道徳教育を核として研究を進めます。 サブテーマとして、まず、児童一人ひとりが自分の心と向き合い、もの・人・ことと関わり、そして、共によりよく生きて育子を育成するための指導の工夫・改善を考え、実践していきます。 スーパーバイザー、道徳の指導主事、道徳研究会の方々から、指導をいただき、推進委員を中心に、研究を進めていきます。 各学年での授業、事前研究会、ブロック研究会、全体会(事中研究・事後研究)を行う中で道徳教育の研究を深めていきます。 |
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| W. 学校目標(重点目標) * 自分から進んで創造的に学習する子(教科) ○ 基礎的・基本的な内容の確実な定着を図る。 ・ 指導内容の精選を図るとともに、指導方法や指導形態工夫・改善を行い、わかる授業の実践に努める。 ・ 児童が興味・関心をもち、自ら学ぶ意欲をもたせる授業の実現に努める。 ○ 児童自ら課題をもち、進んで学習態度の育成を図る。 ・ 体験的な学習や活動を重視し、自ら考え、自ら判断、解決できる学びが行えるようにする。 ・ 学びの場の開発や家庭・地域の教育力の導入を図り、学びの発展が図れるようにする。 ○ 一人ひとりの発達や理解度のちがいを踏まえた個の指導を図る。 ・ 少人数授業、個別支援やTTによるきめ細やかな指導、教材・教具の工夫に努める。 * 命を大切にする心豊かな子 (教科外) ○ 人権教育・保健安全教育の充実を図る。 ・ 自他の命を大切にするとともに、互いに尊重しあう態度の育成に努める。 ・ 児童自ら健康や安全について考える指導を行うとともに、事故や災害から守る手立てに努める。 * みんなと助け合い共に生きる子 * 元気で明るくのびやかな子(教科外) ○ 豊かな心を育む、学級・学年経営の推進を図る。 ・ 一人ひとりちがいがあることを知り、互いに認め合い、理解しあえる人間関係や楽しい雰囲気づくりに努める。 ・ 道徳・総合的な学習・特別活動等の充実を図り、心の教育に努める。 ・ 児童との関わりを重視し、明るく元気で思いやりのあるのびやかな学級づくりに努める。 ○ 開かれた学校づくりの推進を図る。(学校運営) ・ 学校の様子や予定を家庭、地域に積極的に知らせるとともに、相互の連携を一層密にする。 ・ 保護者、地域の人々が、積極的に学校の教育活動に参加できるように、協働して教育に当たるようにする。 ○ 学校運営組織の効率化と機能性の取り組みを図る。(学校運営) ・ 校務分掌組織の一人ひとりの仕事の内容を明確にし、課題をもち、解決に向け、努力するとともに学校全体が協調して円滑に学校運営できるようにする。 |
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